【開発秘話】福珠窯の子供食器
福珠窯の子供食器は30年以上前、二代目である福田雅夫が、長男雄介(私です)が生まれた時に個人的に作ってくれた食器が始まりです。
写真手前:二代目雅夫 写真奥:三代目雄介
撮影:高橋宏樹(HIROKI TAKAHASHI STUDIO)
小さい頃から有田の丈夫で上質な器を使わせ、ものの本質を見る目や、ものを大切に大事にする心が育つようにと作ってくれたものです。
物心ついたときにはすでに「ゆうすけ」と私の名前の入った、こいのぼり柄の食器を使っていたことが今でもはっきりと記憶に残っています。
当時使用していたものと同じ絵柄「こいのぼり」
初めはごくごく個人的な子供食器だったものを、さまざまな絵柄を追加しお名前入り子供食器として本格的に販売を始めました。
福珠窯はトレンドや流行に左右されず永くお使いいただけるようなデザインを心掛けています。子供食器も例外ではなく、いつの時代にも受け入れ愛される絵柄を採用しています。
その結果、二代目と同世代であった当時のお客様から多くの共感をいただき、私を含めたくさんの子供たちが福珠窯の子供食器を使ってくれました。
時代は流れ、私と同じく福珠の子供食器を使っていた方々が今、父となり母となり今度はご自身のお子様やお友達の出産のお祝いにとお名前入りのご注文を多く頂いております。
こうして販売から30年以上経過した現代でも、世代を超えて受け継いでいただき皆様に愛される福珠の代表作のひとつとなりました。
これから福珠窯の子供食器を使っていく子供たちが大人になり結婚し子供が生まれ親になった時に、またこの子供食器を使わせたいと思ってもらえるよう守り続けていくことが私たちの使命だと感じております。
福珠窯の子供食器はコチラからご購入いただけます。
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