陶磁器の名前ってわかりにくい?読み解き方を解説します!
美術館などで陶磁器関係の展示を見ると、名称の欄に漢字の羅列が記述してあるのをご存知ですか?あれってゴチャゴチャ書いてあってちょっと分かりづらいですよね。
そこで、読み解き方を徹底解説しちゃいます!美術館や骨とう品鑑賞のときなんかにスマートに教えてあげるとかっこいい!(笑)
仕組みがわかると実は超簡単♪
福珠窯の商品(写真の器)で「天啓赤絵花蝶段付5.5寸皿」という名前のものがあります。一部例外はあるものの、陶磁器の名称は主に下記の3つのブロックに分かれています。
┃ 絵付技法 ┃ 様式や図柄 ┃ 形状やサイズ ┃
先ほどの福珠窯の商品に当てはめてみると
┃ 天啓赤絵 ┃ 花蝶 ┃ 段付5.5寸皿 ┃
と区切ることができます。「中国、明の天啓時代風の赤絵で図柄に花と蝶をあしらった、5.5寸の段付皿」という意味ですね。ちなみに1寸は約3cmですので5.5寸の場合、直径は約16.5cmです。
いかがですか?
仕組みがわかると意外と簡単ですよね。
必要な情報が最低限の文字数で書いてあって、実は逆にとってもわかりやすかったりします(笑)
これをふまえた上で美術館などの陶磁器を鑑賞すれば、より理解が深まる思いますよ♪
もし機会があれば、気にしてご覧になってください。
関連記事
-
窯跡発掘調査の見学会へ行ってきました
少し前の事になりますが、窯跡発掘調査の見学会へ行ってきました。 陶石を粘土にする施設、水簸